福祉タクシー
福祉タクシー(ふくしタクシー)というのは、身体障害者の外出時のタクシー利用を補助する目的で、市町村が料金の一部を負担する等の制度で出来たタクシーのことをいいます。
身体障害者の為にできたタクシーであった。
多くのタクシー会社はこの制度を採用し、名称を福祉タクシーと名付けました。
全国のタクシー会社が、ワンボックスタイプのリフト車を1台保有している。
以後、福祉タクシーは、ほとんどのタクシー会社が1台ほど保有することになります。
車両は、ワゴンタイプのリフト付きワンボックスがほとんどでした。
高齢者は対象とならない制度なので、別に高齢者向けにシルバータクシーなどの制度を設けている自治体もありました。
車いすのまま乗車できるリフト付きタクシーなどがあり、料金は介護保険は使用しない現金及び市町村が一部補助扱いでした。
時代の流れとでもいいましょうか、市町村がタクシー会社に補助金を出していたのですが、一般の介護タクシーが増えてきたこともあり、徐々に補助金が少なくなる傾向にありました。
今では補助金を全面的に廃止するに至ります。
補助金の廃止により、残ったのが福祉タクシー券でした。
福祉タクシー券は障害者のために出来たしくみです。
福祉タクシー券のことを介護タクシー券と呼ばないのは、福祉タクシーから出た言葉だからです。
福祉タクシー券と呼ぶようになったのは、福祉タクシーが障がい者の割引に使用することを目的にしたという理由によります。
今まで補助金をいただいて運営していた福祉タクシーですが、補助金の廃止により、介護タクシーの運賃体系で運営するようになります。
補助金が無くなった現在では介護タクシーと福祉タクシーは同意語のようになりました。
福祉タクシーの運賃については、介護タクシーの運賃とほぼ同じなので介護タクシー運賃を参考にして頂ければと思います。
又、福祉タクシーから出た言葉としては、福祉タクシー券というのがあります。
今、現在はタクシー会社や介護タクシーも福祉タクシー券を利用しています。